ガレージキット 1/144
MSN-04 Nigthingale
 2006年夏の弘芸社の模型大会用に作りました、1/144-ナイチンゲールです。

 5日間しかありませんでしたが1日15時間の平均作業です。塗装にかなり気を使ったつもりです。

今回、これを塗装するにあたり、キット形状から『虫っぽく!』をコンセプトに、『艶あり!』でまとめてみました。

 写真では解りにくいですが、かなり光沢があります。クリア大瓶3個使い切りましたから〜。本当は『ウレタン2液混合タイプ』のクリアを使いたかったのですが、時間的余裕が無くあえなく断念。次回似た様なシチュエーションがあったら試してみたいと思います。

 それと今回とても重宝したのが、クレオスの『Mrマスキングゾル改』です。以前どこぞのマスキングゾルを使って収集がつかなくなった事から『マスクゾル系』は一切使用(信用)していませんでした。今回、違う銘柄で再トライ! って言うか、必要に迫られた為から仕方なしの作業。
 でも、これは使えます!マジ使えました。今後の使用を考えて在庫として3個キープ。
他のと比べてちょっとお高いですけどね。

 これからの塗装方の幅が増えそうな予感。

 と、マスキングに関しての初歩的な事を今頃になって言っていますがそんな事はどうでも良いですね。

 
 正面の図
 本当に虫っぽい・・・。

メカ系ガレキという事でパーツ点数は覚悟しておりましたが、なかなかどうして作り易かったです〜。仮組には一日くらいしか掛かりませんでしたよ。と言っても18時間以上は掛かってますけどねえ。(どうも最近、他の人と1日の時間感覚がズレてるらしい・・・。)

 
                 後方の図 

 このキット、兎に角『バーニア』が多い事多い事。ざっと数えて39個あります。こんだけあると結構面倒くさい。これらを金属パーツに変更するだけでもかなり効果的なんだろうけど、そんな気力は私にはありません。

 今回もリアスカートや、サイドスカート、ファンネルコンテナブースターの裏等もちゃんと塗り分けておりますよ。 一部、見えなくなるのは解っているけれど墨入れまでしましたから〜。
 塗装は、マルーン(赤)を下地にし、シャインレッドをメイン色とした2色グラデです。
 下地のマルーン(赤)がキツ過ぎて上に塗ったシャインレッドの全体の発色とグラデーションのバランスを整えるのに苦労しました。赤部だけの塗装で3日掛かりましたからね。
 今回も、グラデェーション表現には、エアブラシ0.2mmの細噴きで塗装しました。画像からは解りにくいですが、ファンネル1個1個にもエアブラシによるグラデェで表現しております。(自己満)

 でも、弘芸社のメンバーの中で、この苦労を解る(出来る)人間はSS兄弟くらいしかいないのが悲しい。
 画像で明るい『赤』に観えますが、実際はちょと暗めの赤です。


 一応、可動しますが、可動範囲が狭いのでポーズは一連の画像がベストポーズではないかと・・・。
 1/144にしては、ボリュームがあるキットです。それが狙いで選んだ訳ですけどねえ。ちなみに、下の回転台の直径は25cmです。

 完成後は間違いなく邪魔にされます。(笑

 今回、デカール、シール等は一切使ってません。
 模様、マーキングはキットに彫り込まれています。
 これがマスキングゾルが必要になった理由です〜。
 マスキングテープでも出来ない事はありませんが、時間掛かりそうだし面倒くさそうだし。

 そうそう、クリアを厚塗りする事で表面がツルツルになった事により、エナメル塗料で墨入れ時の拭き取りがめちゃめちゃ楽でしたよ。しかもいつもより墨入れが上手く出来た気がします。何か初歩的な事を再認識させられましたね。









 何はともあれ、2006年夏の弘芸社恒例プラモ大会出展作でした。