原型制作から2年半を経て、ようやく販売する事が出来た『供王珠晶』
初期原型から比べると、顔と上半身が全然違う物になってしまいました。装飾品は当初予定していた通りクリアレジンの3層流し、つまり一つのアクセサリーパーツを造るのに3個のシリコン型と2回のパーティング消し作業と3回のレジン流しと、馬鹿みたいに時間の掛かったパーツ構成です。それに、『金』をリアルに表現したいが為に、一部メタルパーツもキット内容に加えた原型師本人の自己満キットと化してます。加えて、全体の情報量のバランスを整える意味での後ろの『衝立』。こちらも立体にする上で元となった小説のカバーイラストのイメージを意識してみました。もちろんこちらもキット内容のひとつです。
それから、最近GKキットでも多くなってきた目が『後ろハメ』別パーツ等の試みもしてみました。これで目の描き込みが苦手な人でもトライ&エラーがやりやすくなると思います。
パーツの合わせも私の中ではかなり良いキットだと思います。
いろいろな意味で私にとっても、思い出深い原型になりましたよ。
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